夏のイベントといえば、海水浴!
水遊びをして涼を楽しむもよし。
可愛い水着姿で意中の彼との進展を狙うもよし。
夏らしい小麦色の肌を目指すもよし。
色んな楽しみ方のできるイベントですよね。
そんな海水浴ですが、我が家では生き物探しをして楽しんでいます!
親はシュノーケルマスク、子供は水中マスクを着けて海中探索☆
気が付くと首の後ろと背中がめっちゃ焼けてます…
正直なところ、近場の海で珍しい生き物を見つけることはあんまりありません。
が、今年はちょっとレアかも?な生き物を見つけたので紹介します!
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今子浦海水浴場に落ちていたナゾの生き物
先日、今年3回目の海水浴に行った時のこと。
私と娘は砂浜近くで、夫は岩場で遊んでいました。
うわっ!なにこれ!?
夫の声を聞いて岩場に駆け付けると、そこにはこんなものが…
頭は白色で、目の上に切り込みが入っています。
足は細長くて濃い紫色~黒っぽいカラーリング。
イカっぽさとタコっぽさを兼ね備えた感じの見た目です。
これまでいろんな水族館に行ってきましたが、見たことがない生き物です。
ナゾの生き物を観察してみる
この生き物の正体を探るため、まずは観察してみることに。
ひっくり返して伸ばすとこんな感じ。
こちら側の頭は紫色で、こうやってみるとタコっぽいですね。
そしてでっかい!50cmくらいはありそうです。
さらに足の部分を広げてみます。
長い足と足の間に膜がありました。
なんだかマントみたいな感じ。
もしかしたらコウモリダコなんじゃない!?
(見たことない生き物にテンションが上がっている)
コウモリダコって深海生物だよね?
こんなところに流れ着くことあるのかな~
ナゾの生き物の正体を検索してみる
二人で協議したところで一生正体はわからないので、おとなしくインターネットで「日本海 タコ 種類」で検索しました。
その結果、すぐに正体が発覚しました!ネットすごい!
今回見つけた軟体生物の正体はムラサキダコという、ちょっと珍しいタコでした!
確かに紫色に近い体色でしたね。
名は体を表すとはまさにこのことです。
ぼうずコンニャクさんのHPはなんでも載ってるなぁ…
ムラサキダコの特徴
- 地方名でハゴロモダコ、ヘビダコなどと呼ばれる
- 衣蛸という妖怪のモデルになったと推測される
- 日本海や太平洋の表中層を漂っている
- 足の皮膜は長さ3mに達し、マントのように広げられる
- 水っぽくておいしくない
- メスは70㎝程まで成長するが、オスは3cm程にしかならない
今回見つけた個体は50cm程度だったので、メスだったということですね!
雌雄差のあるいきものは珍しくありませんが、このサイズ差はなかなかないですね。
また、水っぽくて美味しくないとのことで少しホッとしました。
「究極の美味」なんて書かれてたら、ちょっと悔しいじゃないですか。
最初から死んだ個体だったので、美味しくても食べられなかったですけども。
海の中で皮膜を広げた状態のムラサキダコに遭遇したらめっちゃ怖そう…
今子浦海水浴場へのアクセス
自家用車でアクセスする場合(推奨)
北近畿自動車道 日高神辺高原ICから約50分。
駐車場はキャンプ場横に200台分あり。500円/日。
ビーチ付近の駐車場は、旅館の宿泊者専用なので注意すること。
以上は2020年度の情報になります。
20年秋に但馬空港ICが開通したら、最寄ICが変わる可能性があります。
公共交通機関でアクセスする場合
JR香住駅でバス(畑香住線)に乗り換え、今子バス停で下車。
バス乗車時間10分+今子バス停下車後徒歩3分。
あまり公共交通機関が発達している場所ではないので、自家用車推奨です
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